電子タバコ:E-リキッドの安全性について
2014年11月27日に下記の報道がありました。「電子たばこ」から発がん性物質 厚労省研究班が分析
※リンク切れの可能性があります。
今回の報道について、当時の
たばこの健康影響評価専門委員会
この会議資料が下記URLで閲覧できます。 ご一読ください。
脱タバコ社会における電子タバコ登場の意味と攻防
電子タバコ蒸気に含まれる有害化学成分
(データは平成22年 8月のデータ)
(タイトルが長いので以降”2010年”と省略します)
電子ニコチン送達システム(ENDS) WHO 報告書
※日本で発売される電子タバコはENNDS(Electronic Non-Nicotine Delivery Systems)電子非ニコチン送達システムとなります
2014年 7月 21日 今回の会議は、電子タバコの将来の危険予測に対して、包括的な定義についての会議でした。 そこで、アセトアルデヒト、ホルムアルデヒトを確認した為に、大々的に報道されております。■電子タバコ:E-リキッドの安全性について
対象となった、発がん性物質は下記のとおりです。
エチレングリコール: ホルムアルデヒド, グリオキサール
プロピレン・グリコール: ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド,メチルグリオキサール
グリセロール :ホルムアルデヒド,アクロレイン,グリオキサール,メチルグリオキサール
(グリセロール、プロピレン・グリコールが電子タバコの主成分となります。)
Propylene glycol(プロピレングリコール)の場合
加熱により酸素還元した際に methylglyoxal メチルグリオキサールが発生します。
加熱によりさらに酸素還元した際に formaldehyde ホルムアルデヒドとなり、
最終的にacetaldehyde アセトアルデヒトとなります。
(”2010年”P16〜19参照) 次ページ(”2010年”P20)の
新世代の電子タバコ蒸気中のカルボニル類の濃度 ・Green ・Blue ・Pink
のミスト量と発生のグラフをご確認ください。
熱量が安定したものは酸化還元し難いため、データからは殆ど発生しておらず、
逆に見てみれば、出力が安定したもの(バッテリー、アトマイザ共に) が安全に使用できる、
という結果となるかと考察できます。
ちなみに、このデータは2010年最初のタバコ型電子タバコが検体です。
このあと、安全性のデータは各国検査機関にて作成されていると聞いております。
■電子タバコからでる物質への安全対策として出来る事
・アトマイザについて
蒸気発生量と、体内残留量は一緒ではありません。
”電子タバコ登場の意味と攻防”PDFのP19に、
「73-80%は体外に排出されます。」
と記載されます。 肺胞に残るのは20%程度、という記事は留めておいてください。
”2010年”P10画像のとおり、汚れたアトマイザから、高濃度発生しております。
より安全に御使い頂くため、アトマイザ、特にコイル部分を清潔に保ち、
〇喉がイガイガした場合、
〇目視で黒焦げなどの汚れを確認した場合、
新品交換と汚れたコイル等は廃棄のほど、お願いいたします。
汚れたウィックには還元過程のカルボニル類が混じっていると思ってください。
・電圧について
対象のアトマイザに電圧を加え、発生した蒸気を元に統計を取っています。
検証データでは、使用は3〜4Vの範囲が最もカルボニル発生が少ないです
(”2010年”P16〜19参照に戻ります)
ニクロム線へ通電させて発熱、E-リキッドを蒸気化、蒸発させて使用します。
今回のデータにはニクロム線抵抗値や検証に使用した対象が不明であり熱量が不明です。
(たばこ型であればおそらく2オーム)
発生した熱温度が不明のため、断言はし難いのですが
〇可変電圧は極端に電圧、出力をあげない。
〇爆煙で遊ばない。
等の配慮を何卒お願いいたします。
おそらく、美味しいと思う電圧でつかうと、カルボニルの発生量を極端に抑えられている事と思います。
「電子タバコ登場の意味と攻防」
最後の締めくくりに最良シナリオ”も”引用されています。●フィルムのカメラがデジカメに転換したように、”喫煙者が電子タバコに移行する”
●一時的に従来型のたばこと電子タバコの両方を吸う人がいるが、”近い将来には従来型のたばこは完全になくなる”
●電子タバコを覚えた子どもたちは、”従来型のたばこへ決して移行しない”
●電子タバコの”健康影響が継続的に調査”され、電子タバコの喫煙が管理、限定される
●電子タバコの技術革新によって”健康被害が低減”され、たばこ規制は歴史の最終章を迎える。
これは、一概に悪いものではない、という表現と捉えています。
しかし、最悪のシナリオのとおり、反面の部分あるのは事実です。
今回の報道によって今後、発がん性物質によって嫌悪する方も出てくるとは思います。
良識を持った大人のマナーを持って、ご使用のほどよろしくお願いいたします。
■まとめ
電子タバコの一部主成分物質は、化学反応によって発がん性物質に変化する可能性があります。エチレングリコール: ホルムアルデヒド, グリオキサール
プロピレン・グリコール: ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド,メチルグリオキサール
グリセロール :ホルムアルデヒド,アクロレイン,グリオキサール,メチルクリオキサール
電子タバコについて
発がん性物質が発生する物、発生しないものがあり、また発生させるには条件があります。
発生した蒸気の吸引量と、体内残留量は一緒ではなく、肺胞に残るのは20%程度です。
心配であれば
〇使用中に喉がイガイガした場合、新品交換
〇目視で蒸気発生部分に、黒焦げなどの汚れを確認した場合、新品交換
〇可変電圧は極端に電圧、出力をあげない。(高発熱で、化学反応し生成されます。)
〇爆煙で遊ばない(肺に吸引した際に、化学反応で変化した物質の体内残存量を抑えるため。)
当店では、電子タバコの安全検査を実施のうえ販売しております。
検査先:日本食品分析センター
ガスクロマトグラフィーによるホルムアルデヒド検査、ニコチン含有検査
パイプ型の電子タバコや葉巻型の電子タバコ、人気のメンソールフレーバーなど、豊富な商品の中からお好みの商品をお選びになることが可能です。また電子シーシャは、水タバコ好きの方にも大変好評となっております。どうぞこの機会に、電子シーシャを始めたい、電子タバコをもっと楽しみたいとお考えの方がいましたら、是非当店をご利用ください。
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